先の予定なんて分からん!と言いながらも韓国だけは毎年2回以上行ってます。

近年のソウル旅行回数

2017年…3回
2018年…2回
2019年…2回
2020年…コロナで4月の旅行をキャンセル。コロナさえ落ち着けばすぐに行きたい。


ソウルは2日休みがあれば余裕です。わたしは日帰りでも行きます。


これだけ気軽にソウル旅行に行けるのは、わたしが常にANAのソウル行き航空券を持っているからです。

しかもこの航空券は予約変更が何回でも可能なので、よっしゃ明日行こう!と思ったら対象クラスに空席さえあれば予約できてしまいます。

わたしはもう5年くらいこの方法でソウルに行っています。



海外発券とは?

東京近辺にお住いの方、ソウル旅行の航空券を探すときにどうやって検索しますか?

ほとんどの方が

出発地 羽田 or 成田
目的地 金浦 or 仁川
最終到着地 羽田 or 成田

で検索しているのではないでしょうか?

東京近辺に住んでいるのですから当たり前に日本を出発して日本に戻ってくると思います。
出発地、最終到着地が日本国内の航空券を国内発券と言います。


では、ソウル近辺に住んでいる人が日本旅行をする場合はどうでしょう。

出発地 金浦 or 仁川
目的地 羽田 or 成田
最終到着地 金浦 or 仁川

となりますよね。

例えばこの路線をANAで予約した場合、ANAは日本の航空会社なので出発地と最終到着地が日本国外の航空券は海外発券という扱いになります。

この海外発券を有効活用するとお得に旅行ができるのです。
今回はわたしも実際に使っているANAの海外発券を例にご紹介します。

海外発券は国内発券よりも安いことがある

出発地が違うだけで移動距離は同じなのにも関わらず、海外発券にすると航空券代金が下がる場合があります。


実際のANA予約サイトでの検索結果を見てみましょう。

コロナの影響でANAは2020年7月末まで韓国便欠航が決まっているので、再開が予定されている8月以降でちょうど良さげな週末3連休8/8(土)〜10(月)の日程で調べてみました。

出発地と最終到着地が羽田空港の国内発券です。
検索時点で一番安い航空券で予約変更不可

2020年6月11日時点


次に、出発地と最終到着地を金浦空港にした海外発券です。
検索時点で一番安い航空券でこれも予約変更不可

2020年6月11日時点


予約クラスに違いはあれど、どちらも予約変更ができない点などは同じです。

羽田発と金浦発に15300円の運賃の差があります。

なぜ運賃に差があるのか?

これはそれぞれの航空会社に戦略があると思うので一概に言えないのですが、理由の一つに利用者の心理状況があると言われています。

例えば、日本から韓国へ行くときにまったく同じ出発時間にまったく同じ値段でANAと大韓航空が航空券を販売していたらどちらに乗りたいですか?

大半の方が、なにか起きた場合も日本語が通じて、日本人の口に合う機内食が出てくるANAを選ぶと思います。

韓国ほど身近な国だと少し分かりづらいかもしれませんが、これが日本発ロシア行きのANAとアエロフロートだったらよほどな理由がない限りANAを選ぶのではないでしょうか。

しかし、大韓航空やアエロフロートがANAよりも安かったらどうですか?
ちょっと迷いますよね。

海外発券の航空券はその国の航空会社と競合するために価格を下げて販売する傾向があると言われています。(国によっては海外発券の方が高い国もあります。)

 

最初は東京→ソウルの片道航空券が必要

いくら海外発券が安かろうと日本に住んでいる限り出発地は日本です。

海外発券を使うには別で東京→ソウルの航空券が必要です。

この路線だったらLCCがバンバン飛行機を飛ばしているので片道10000円以下で見つけることも可能かと思います。

 


つまり海外発券の往路予約はソウル旅行の復路として使うということです。


最初こそ東京→ソウルの片道別手配が必要ですが、次回からは往路航空券はすでに持っている状態になるのでまた海外発券をして組み合わせるだけです。

この形をひたすら繰り返す

 

航空券にはルールがある

ところでこの次回のソウル旅行にとっておく海外発券の復路ですが、日付を決めないオープンチケットにすることはできません。搭乗日を決めて予約する必要があります。

さらに航空券には最長滞在期間ルールもあります。短いものだと最長一週間、長いものだと最長一年以内に旅行を終わらせなければいけません。

この旅行を終わらせるという表現ですが、ソウル発の航空券ならば東京はまだ旅の途中なので、2回目の旅行に出発する(最終到着地のソウルに戻って旅行を終わらせる)までは普段の生活をしながらもまだ旅行中です。だからなんだという感じですが。


次のソウル旅行の日程が決まっていれば最長滞在期間ルールも気にしなくていいですが、例えば一年以内にもう一回行くことは決まっているけどまだ日程を決定できない場合や、決定しているけど変更の可能性もあるなどの場合はあえて予約クラスを上げて、初めから予約変更に手数料がかからない航空券を予約しておくのが無難です。


予約変更が無料でできる航空券代金の一例

2020年6月11日時点

予約クラスをHまで上げました。

同じ予約クラスでの変更ならば何回でも変更手数料無料で、最長滞在期間は一年間です。

わたしがいつも発券するのはこの予約クラスHの航空券です。

 

あれ、この金額だったら普通に羽田発金浦行きの国内発券の方が安いんじゃない?

 


そう思った方、もしも旅行の数ヶ月前に予約ができるのであればまだ安い航空券も見つかる時期かと思うのでその考えは正解です。

しかし、そうでない場合や旅行スケジュールが変更になる可能性が高い人に予約変更可能な航空券はとてもありがたいのです。

しかもこの航空券は予約クラスさえ変わらなければお盆や年末年始などの超繁忙期にも変更できます。


わたしはいつも次回の往路のためにとっておく復路予約を年末などの航空券代金が上がる時期にとりあえず入れておきます。
そして本当にソウル旅行の日程が決まったらANAに電話して希望日に変更します。

え、イマドキ電話で?

海外発券の注意点

変更はすべて電話受付

電話すればいいだけの話なんですが、なかなかオペレーターさんに繋がらない時間帯もあるので地味に痛い点です。

予約クラスの変更には差額精算が発生する

予約変更が無料でできる航空券であっても空席がないとまず変更はできません。そしてすべての航空券は予約クラスのルールで管理されます。週末やお盆年末年始の繁忙期のフライトに直前で変更しようとしても空席がないか、上位クラスへの変更を余儀なくされることが結構あります。上位クラスへの変更には差額の追加精算が発生します。
ですので旅行日程がある程度固まったらANAに電話して予約を入れてしまうのがいいです。何度でも変更可能なので早くに満席になりそうな便をとりあえずおさえておいてもいいでしょう。




 

他路線でも海外発券は可能

今回はソウルを例に海外発券を紹介しましたが、他の路線でも海外発券は可能です。例えば台北旅行でもソウルと同じようなことができます。

しかし個人的な意見ですが、それ以外の路線は純粋に旅行を楽しむにはあまり使い勝手は良くないと思います。

最初の別手配片道航空券が高い

LCCといえど飛行距離が伸びれば相応に価格も高くなりがちです。近距離路線以外では片道航空券の別手配料金が高くつくことも多いでしょう。

気軽に2回目の旅行に行けない

移動で半日つぶれるような旅行は週末にふらっとは行けません。そんな中で航空券の使用期限(最長滞在期間ルール)が近付いてくると旅行に行かなきゃいけない状況になりませんか?
使用期限内に確実に2回目の旅行ができる国というのはあまり多くないように思います。

SFC修行には他路線もオススメ

旅行は行きたいと思ったときに行きたい場所に行ってナンボだと思っていますが、SFC修行は別です。プレミアムポイントを稼ぐために飛行機に乗らなきゃいけないのが修行僧なので2回目の旅行が必然となる海外発券は好都合だと思います。






ちなみに冒頭で、コロナの影響で4月のソウル旅行をキャンセルしたと言いましたが、ANAはコロナ拡大前に発券していた航空券はすべて変更手数料、キャンセル手数料なしの対応をしています。

わたしの航空券はソウル発券の予約クラスHなのでこの特別措置がなくても変更手数料はかかりませんでしたが、航空会社から直接購入するメリットはこういう不測の事態に直面したときに代理店を挟まずに話が進むという点にあります。



よく考えたら年間2回以上ソウル行ってた!!という方はぜひ海外発券も検討してみてはいかがでしょう?

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